【デザイン関連記事】ライノセラス 使い方 書籍紹介
【デザイン関連記事】を更新します。
こんにちは、イワサキです。
みなさんライノセラス使っていますか?
価格も比較的手ごろなCADという事もあり、取り入れている企業様もだいぶ増えてきているようですが、
実際使い始めて戸惑うことが多いかと思います。
私も日々使い方を研究していますが、今回新しい書籍が大変参考になったので紹介します。
Rhino 6入門 著/是枝靖久
最初にライノを使うにあたって読む本はこの方の著書という方が多いのではないでしょうか。
この本は10年以上前からある書籍のリニューアル版です。(2回目)
Mac仕様での本も出していますね。
今までは内容的に昔読んだものだからとスルーしていたのですが、
手に取ってみると解釈の変わっている部分があり、お題も増えていたので購入しました。
最初のは黒い表紙で「Rhinoceros入門」だったんですが、名称とともにさわやかなデザインに変更されていました。
内容はどんな感じか
初心者が始めるのに最低限必要なツールの使い方が書いてあります。
直方体など簡単なブロックの作り方から、曲面の作り方まで基本は押さえてあるテキストです。
チュートリアル内容もスプーン、チェア、シャワーノズル、ライター、マウスなど。今回のリニューアルによってギターアンプと光線銃もプラスされました。変わりに前著まであった冷蔵庫とルアーがなくなっています。
非常に簡潔でわかりやすく、経験者が改めて読むのにも適しています。
それとRhino6とありますがver.5にもほぼ対応した内容になっています。
以前と違う点
どの書籍でもイマイチ説明されなかったガムボールの機能について細かく書かれていました。
この機能は自分も動画検索で調べてようやく知った機能だったのですが、きちんと説明されています。
これがあるだけでどれだけ楽に作業できることか。
さらにこの機能を活用した教材がギターアンプです。
押出や面調整をガムボールで進めます。
あと図面からモデリングする教材として光線銃があります。
UV展開とフロー変形などの使用例になっていて、作り応えがあります。
この二つのチュートリアルは入門時にやっておくと後々役に立つかと。
私は「Rhinocerosオフィシャルトレーニングブック」という本でその辺を学びましたが、そちらよりもわかりやすい印象でした。
ちなみにこのトレーニングブックは絶版してしまい、古本でしか見つからないです。
正直こちらもライノのバイブル的な書籍なので、ぜひリニューアル版を出して欲しいと願っています。
パッチの使い方
ほとんどパッチを使うことがなかったので改めて勉強になりました。
パッチって5辺以上のエッジとか複雑な形状の穴を塞ぐのに使うツールなんですが、
大抵は失敗して隙間ができたり、いびつになるので使わずにいました。
今回作例を見ながら試してみましたが、ラインを起こしてネットワークサーフェスで閉じたものと
ほとんど大差なくきれいに塞ぐことができたので驚きました。歪みなくオープンエッジもありません。
ネットワーク用に線を引っ張るのはかなり大変な作業なので、圧倒的に労力節約です。
パッチも使いどころなんだなと実感しました。
まとめ
初心者用のテキストとあなどる事なかれ、経験者も改めて知るポイントが多い内容になっています。
これから始める方も今までやってきた方も一度手に取ってみることをお勧めします。
CADや3Dソフトはアドビなど2Dソフトと違って、なかなかテキストが充実しないので有難い本だと思います。
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