【デザイン関連記事】ライノセラスの練習と参考書籍の紹介

【デザイン関連記事】を更新します。

こんにちはイワサキです。

5月に入りましたが緊急事態宣言が延長となりそうです。

おそらく5月末まで営業できそうにありません。

日本全体の経済状況が不安です。お客様の方のスケジュールも見通しが不明瞭となってきました。

こんな事態ですので、皆さんも勉強が捗るのではないでしょうか。

今日は久しぶりにライノセラスの参考書籍の紹介です。

ライノセラス 参考書籍

ライノセラスの書籍の定番といえば

ライノセラスのチュートリアル書籍の定番オフィシャルトレーニングブック

Rhinocerosオフィシャルトレーニングブック/中島 淳雄  斉藤 兼彦  女井 誠司 著

ですね。

ライノセラスを業務的に使用している会社さんには必ずといって置いてあると思います。

もうだいぶ昔に絶版してしまったのでどこかで再販して欲しいところです。

アマゾンではまだ中古で買えるみたいですが。

数年前に最初にライノセラスを始めて1週間でこの本にチャレンジした時は上手く作れなくて苦労しました。

正月休みすべてを使った記憶があります。

イラストレーターとフォトショップしか使えなかった頃なので全く操作も違いましたし、

ナーブ?サーフェス?次数?などの用語がさっぱりわからない状況でしたね。

全部作りましたが面が繋がらなかったり不完全な形で頭が痛かったです。

本の内容は非常に濃いものになっており、入門的な所から実践的な所まで押さえられています。

ただその分専門用語が多く、手順の細かい所が端折られていたりと

ある程度の基礎知識が無いと途中の章から読み進めるのが大変です。

携帯電話、時計、指輪、ボトル、ゲームコントローラー、車など難易度別に作例が用意されています。

中級者以上向けのテキストかと思います。

テキストの作例を作る

久しぶりに作りましたが、改めて色々と勉強になりました。

昔作った時はスルーしていた部分が今ではよく理解できます。

まずはゲームコントローラー。

ゲームコントローラー用に図面を起こす

図面から始めます。

ゲームコントローラーをライノセラスでモデリングする

モデリングの完成。作業面の作成やラインのブレンドなどかなり実践的な技術を使います。

以前作った時は隙間だらけでしたが、今回はバッチリのオープンエッジなしです。

ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングしたゲームコントローラー
ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングしたゲームコントローラー2

レンダリングはFusion360です。

ライノセラスの練習作例としてはこのコントローラーの形はおなじみだと思います。

自分としては過去作った際と比べて技術の向上を感じる事ができました。

オマケの自動車。

ライノセラスでモデリングした車
ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングした車

こっちは面の流れが甘い形に…。

ページの都合なのか、この章は特にテキストが端折られているため普段使っている人間でも難しい箇所があります。

私もまだまだ精進が必要のようですね。

ライノセラスでもスカルプト

テキストの中でサングラスの項目があり、そこでスカルプトモデリングについても説明されていました。

Fusion360などT-splineとは違っていたので昔はそんなに使わなかったのですが、

改めて試してみるとなかなか使えます。

例えば簡単なものだと

ライノセラスでスカルプトモデリングしてみる1

一枚のサーフェスをリビルドして制御点数を増やしてみます。

ライノセラスでスカルプトモデリングしてみる2

で内側の制御点を引っ張ると膨らみます。

以前は形の制御が出来ず、使いにくい印象だったのですが、

ここのところFusion360である程度スカルプトに慣れてきたので理屈がわかります。

Fusion360でいう頂点だけを調整する感じです。

さらに【ノットの追加・削除】をする事でカーブの大きさもかなり調整が効きます。

ライノセラスでスカルプトモデリングしてみる3

色々な形をスカルプトで作ってみました。

かなり感覚的に作れて楽しいです。

あと他からCADデータをライノセラスに移動してきた時に要らないアイソカーブを消したい時は

【ノットの削除】で出来る事にも気が付きました。

まとめ

久しぶりに教科書を読み直してみましたが、新しい発見がたくさんありました。

普段使わないコマンドの再確認や気にするべきポイントの説明など

本当にライノセラスの機能のほとんどを盛り込んだ内容でした。

本格的にライノセラスを使おうと思う方にはお勧めです。

というわけでみなさんも自粛で家に居る時間を、

新しいソフトの練習などに使ってみるのはいかがでしょうか。

次回はFusion 360の参考テキストも紹介します。

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