【デザイン関連記事】モデリングで俺エグゾに当選

【デザイン関連記事】を更新します。

こんにちはイワサキです。

だいぶ更新が遅くなり申し訳ございません。

皆様先月は恐ろしいほどの暑さで日射病など大丈夫でしたでしょうか。

私はお盆中は事務所の外装修理などの雑務もあり、凄まじい汗をかきました。

9月になってもまだまだ暑い日が続きそうです。

今回もモデリング投稿ですが、いつもとちょっと違います。

『OBSOLETE(オブソリート)』というロボットアニメの

俺エグゾという模型コンテストのようなものに私個人で応募した所、

なんと当選したという事になったのです。

届いた景品

自宅に届いた謎の箱

先日、私の自宅になにやら細長い箱が届きました。

オブソリートの俺エグゾ募集キャンペーンの当選通知画像

こ、これは…

バンダイナムコアーツから届いたオブソリートのサイン入りポスター。虚淵玄氏や石渡マコト氏のサイン。

ポスターです!

スタッフサイン入りポスターが届きました!!

シリーズ構成の虚淵玄さんとメカデザインの石渡マコトさん、脚本の大樹連司さんと監督の白土晴一さんらのサインが入っていました。

カッコいい!

アニメ好きならわかるような有名な方々ばかりで大変嬉しかったです。

これはちょっと貼れないので大事にしまっておきます。

応募した作品

俺エグゾという企画はオブソリートに出てくるロボットフレームの3Dデータを配布するので、

自分好みの世界観や立体を起こしてくださいというものでした。

ちなみにロボットの総称がエグゾフレームといいます。

プラモデルも出ているので改造してジオラマなどを作ってもよく、

配布データを使ってモデリングするでもよしと結構自由度が高く、

模型作りは手間暇が大変と思っていた私も応募する気になりました。

以下がその作品になります。

俺エグゾに応募したモデリング画像その1。バイク形態。
俺エグゾに応募したモデリング画像その2。バイク形態後ろからのカット。
俺エグゾに応募したモデリング画像その3。ロボット形態正面。
応募したモデリング画像その4。ロボット形態後ろから。

ロボットに変形するレース仕様の3輪バギーです。

ロボット形態でも3輪が水平に地面に設置するようになっているのが肝です。

フレームも半分くらいオリジナルに作り直しました。

オブソリートの世界観ではエグゾフレームは

歩兵戦をするロボットのイメージで戦車のような描かれ方をしています。

変形機構はあるのですが、移送用でメインで使うシステムではありませんでした。

フレームのデザインを見た時からバイクになりそうと思っていたので、

思い切って戦闘用ではなくショーの為のレースバイクにデザインしてみたのです。

ボトムズ的なのを目指してるというコンセプトがこのアニメにはあるようでしたので、

デスレースみたいなのもありかなと。

ゼロからフレームづくり

まず公式サイトからフレームデータをダウンロードします。

しかしながらこのデータはフルポリゴンでした。

その為、普段使っているライノセラスやFusion360などのCADではかなり使いづらかったです。

ライノセラスで開いたオブソリート公式のポリゴンデータ。このままでは使えない。

とくにFusion 360ではパーツが一体化してしまい調整のしようがありませんでした。

異常に重いのでライノセラス上でゼロから作り直すことにしました。

ある程度は元のサーフェスを参考にしますが、なにせ3角ポリゴンのラインなので線は引き直しです。

オブソリート公式のポリゴンデータのパイロット。面構成が凄まじい。

ただパイロットだけは複雑すぎてポリゴンのままで進めていく事にしました。

一応減らせるだけポリゴン数は削っています。

オブソリート公式データを元にイチから作り直したフレームのモデリングデータ。ライノセラスにて作成。

そして上の画像が出来上がったフレームです。

座席やハンドルは少し形を変えました。

正直外装よりこちらの方が時間が掛かっています。

外装づくり

まずざっくりバイク変形時のフレームの手足の位置を決め、描きたいラインをつくります。

俺エグゾ応募用にザックリスケッチ。ラインの方向性を検討。

Fusion 360にデータを移し、曲面部分のスカルプトモデリングを行います。

さらにライノセラスに戻して細かく調整をします。

俺エグゾ用にfusion360で作ったデータをライノセラスで調整。
俺エグゾ前輪部分の構成。もともとのフレームの構造を活かす。

前輪は股間部分にもともとあったタイヤを外して可動フレームを延長させています。

ほとんど原型が無いように見えますが、根本の部分は元のままです。

俺エグゾ脚部分の構成。大部分を作り起こしている。

足回りも膝下はほとんど新規になっていますが、つま先は元の形状だったりします。

踵部分とのつながりがキレイになるように意識しています。

俺エグゾ用に起こした新しいハンドルパーツと座席。

微妙に調整したハンドルと座席まわり。

俺エグゾ用モデリングロボット形態。ライノセラスの標準レンダラー。

ロボット形態。バイザーのみで顔が無く、直接人間の顔が見える感じです。

サイドの後輪の手前にある円筒部品は安定走行させるための補助輪です。

俺エグゾ側面フレームワークデータ。

真横から見ると補助輪と後輪、前輪の計5輪が地面に設置しているのがわかります。

この状態で走る場合は踵とつま先は少し浮かぶようになります。

完成

Fusion360に移行してアッセンブリを行います。

マシンのデータにパイロットデータをリンクさせます。

俺エグゾパイロット。ライノセラス画面。

股がらせてみます。

完成俺エグゾデータバイク形態正面。Fusion360に移行する。
完成俺エグゾデータ背面。バイク形態
完成俺エグゾデータバイク形態側面

以下はロボット形態

完成俺エグゾデータロボット形態正面
完成俺エグゾデータロボット形態背面

完成となりました。

まとめ

エグゾフレームのプラモデルは元々持っていたので、一度やってみたかったバイク化を

この機会にやってみたら通ったといった感じです。

ただフレームの作り直しに時間を割きすぎて、肝心のガワが詰め切れていない感があるかなと思っています。

次またこういう機会があればやってみたいです。

どんな小さな規模でも普段からやっているものが認められるというのは嬉しいものです。

個人的な事でございますが、非常に励みになりました。

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