【デザイン関連記事】フィギュア制作練習 ZBrushを試してみる

【デザイン関連記事】を更新します。

こんにちはイワサキです。ここ2か月ほど更新できずすみません。

緊急事態宣言が延び、あまり良いニュースも聞きませんが、

天気は快晴が多く気持ち的には前向きになっています。

最近は休日にサイクリングなどを楽しみ、ようやく100km以上走れるようになりました。

目指すは山中湖です。山道を上るのでめちゃくちゃキツイですが…

さて今回ですが、ZBurshに挑戦してみようと思います。

ZBrushでフィギュアを作る

以前からZBurshには興味がありましたが、CAD的なソフトとは対照的な印象でしたので

なかなか触れずにいました。

ところが昨年有機的な形状を作る機会があり、フリーフォームも導入した方がいいかもと思うようになりました。

ひとまずZBrush COREは購入する予定ですが、先にZBrushの体験版を試してみました。

体験版使用の際はPixologicに登録する必要があります。

ZBrushで作りたいものでパッと思いつくものといえばフィギュアですね。

いつものようにテキストを探してきて作成してみました。

参考にした書籍

今回使わせてもらった書籍は『しっかり身に付く ZBrushの一番わかりやすい本 著/まーてぃ イラスト/ラリアット』になります。

色々ZBrush関連の本がある中でわかりやすそうに思えたので選びました。

フィギュアをイチから作る内容になっています。全編通して表紙の女の子のモデルを作ります。

自分は途中までで止めてしまいましたが、結構いい所まで作成できました。

小物類の作り方も載っているのでかなり実践的だとは思います。

ZBrushで練習用に使った書籍

実際に使ってみて思った事はかなり粘土細工に近い印象です。

ペンタブレット推奨なので板タブレットでこねくり回してしています。

微妙な加減などもちゃんと画面に反映されるので複雑な形状が作りやすいです。

ブラシのパターンも多く様々な面の盛り上げ方や削り方が用意されています。

ダウンロードしたりオリジナルも作れるらしいです。

面をキレイにならしていくと本当に実物の粘土をこねているかのようでした。

これほど感覚的な操作で作れるソフトだとは。

メッシュなどの機能はまだよく理解できてませんが、

他のソフトとも組み合わせられそうです。

あとZmodelerという機能があって、Fusion360のスカルプトモデリングに近い印象でした。

小物類など規則的な形をしたものを作成するのに使うようです。

作成したモデル

ZBrushの体験期間が終わってしまったので、3Dビューワとライノ画面上の表示になります。

作成途中のデータは無いので最後に触った時の状態です。

小物類や衣装まで手は回ってませんが雰囲気はそれなりに出ているかなと思います。

初心者ですので優しい目で見て欲しいです…

身体はまだ形になったのですが、手と髪の表現は難しいですね。

ZBrushで作った練習フィギュアデータ01
ZBrushで作った練習フィギュアデータ02
ZBrushで作った練習フィギュアデータ03

かなり作例とは違った顔立ちになりました。

アニメフィギュアだというのはわかる範囲かと思います。

ZBrushで作った練習フィギュアデータ09
ZBrushで作った練習フィギュアデータ10

ライノセラスで開くとこんな感じです。

STLにしているので完全にポリゴンなのがわかります。かなり重くなります。

ZBrushで作った練習フィギュアデータ06
ZBrushで作った練習フィギュアデータ07

ライノセラスでflamingoのレンダリング。

我ながら初めてにしては頑張っていると思います。

関節パーツがあるのでポーズ付けも結構楽です。

ただ曲げた後の肉の歪みは自分で直さないといけません。

他の形式にデータ変換

ポリゴン化すればかなりキレイに形になるのはわかりましたが、

他のCADと組み合わせた場合どうなるのか試してみました。

ZBrushで作った練習フィギュアデータ04
ZBrushで作った練習フィギュアデータ05

上2点はSTEPで保存したものです。面構成がとんでもない事になってます。

当然つなぎ目も汚いのですが、ライノセラスでも使えるデータにはなります。

それとZBrush内に入っていた犬のデータを4角ポリゴンで調整し保存、Fusion 360で開いてみました。

ZBrushのデータをFusion360に移動してみる03

なんとこれスカルプトデータとして読み込めました。

極端に難しい形状でなければ読めるようです。

アニメフィギュアなどは難しそうですが。

ZBrushのデータをFusion360に移動してみる02

多少調整したところサーフェスに変換もできました。

通常CADでも取り込める形状になっています。

ZBrushのデータをFusion360に移動してみる01

有機的な形状作成のバリエーションが広がりそうですね。

まとめ

思っていた以上に使いやすいソフトである事と他のソフトとの連動が期待出来そうだなと思いました。

フィギュアを作るつもりは無いのですが、有機的な形状を作る効率が少しでも早くなるのなら

導入したいと考えております。

ZBrushほどの機能は使わないと思うのでZBrush COREを購入予定です。

両ソフトの違いはツールの数と解像度の差。一番の違いはZmodelerだと思います。

ZmodelerはZbrush上でスカルプトモデリングが出来る代物で靴などの形状を作るのに便利です。

しかしFusion 360やライノセラスのSubDなどの機能があれば必須というほどでもないでしょう。

今後はさらに広くものづくりに携わっていければと思っています。

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