【デザイン関連記事】書籍紹介 Zbrush core を試してみる
【デザイン関連記事】を更新します。
こんにちはイワサキです。なかなか更新できずすみません。
さて今回ですが、最近ZBursh coreを事務所内に導入しましたので
少し慣れるように練習してみようと思います。
参考にした書籍
いつものようにテキストを探してきて練習する事としました。
今回使わせてもらった書籍は『小物&ミニチュア作りのためのZBrushCore超入門講座 著/HOPBOX福井信明 』になります。
以前ZBrushで練習した際はフィギュアが題材でしたが、
こちらは小物中心の内容になっています。
この本を選んだ理由はキャビネットなど直線主体のアイテムがある事です。
以前の記事でも書きましたが、zbrushにはzmodelerという機能があり、
これによってブーツなど無機的なアイテムをfusion360でいうスカルプトモデリングする事ができます。
ポリゴン数も指定できるので色々な小物も作れるわけです。
ところがこの機能はzbrush coreの方には無い。
なのでzbrush coreでこういったものが作れるのか疑問だったのですが、
答えとしては「zbrush coreでも可能」でした。
ローポリモデリング
zmodelerという機能は最小限の四角(ポリゴン)で形状をおおまかに作り上げる事が出来、
ある程度形が見えたところで面を均して最終形状に持っていくやり方です。
しかしこの機能が無くても似たような事が出来るのです。
詳しい内容は本誌を買って読んで頂きたいのですが、
球などの基本形状を縮小して最小ダイナメッシュする事で最小の正方形ポリゴンが出来ます。
そこから各面を引き出して形状を起こしていくという作り方です。
一般的に言うローポリモデリングというヤツです。
マスクを併用する事で部分的な面の角度も調整が出来ます。
あとはzbrushのフィギュア作成と同様にスムーズとダイナメッシュでまとめます。
ほとんどfusion360と同じ要領で形状を起こしていくことが出来ます。
スカルプトモデリングに慣れている人であれば特に問題無い作業です。
また円柱に関しても同様で、最初に基本形状の分割指定をして
各面の引き出しや縮小などで調整を掛けていきます
こんな感じで形状が起こせるわけです。
ただCADと違いサイズ感がわかりませんので、どのくらい面分割するべきかは
使用用途によって判断できるようになるまでは慣れが必要そうです。
ローポリモデリングで基本の形を作り、部分的にブラシで模様を入れたりして
テキスト課題の椅子が出来ました。
とてもzbrush coreで作ったとは思えません。
さらにテキスト課題のテーブルやカップを添えてにぎやかにします。
他のモデリング
残りの各テキスト課題をアップします。
ブラシ機能によるモデリングのみで作りました。フィギュア作成と要領は同じです。
ローポリモデリングで作成しています。
こちらはローポリモデリングで基本形状を起こし、ブラシでキャラクター造形を追加しています。
ローポリモデリングとブラシ、ブーリアン演算など機能を駆使して作っています。
この課題が一番作るのが楽しかったです。
まとめ
zbrush coreを導入したものの、どこまで作れるのか不安がありましたが、
今回テキスト課題を作って練習し、色々な可能性がある事を発見しました。
高解像度などの必要性が無ければ、zbrushでなくても問題が無い気はします。
勿論ローポリモデリングもzmodelerは高性能で面分割などが楽ですが、
ある程度であればzbrush coreでも可能です。
正直、入門用としては十分すぎる性能です。また後から有料でzbrushへのアップデートも可能ですし。
当事務所としても積極的に取り入れていきたいと思います。
ではまた。
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