【デザイン関連記事】書籍紹介 ライノセラスのsubDでメカをモデリングする。

こんにちはイワサキです。

【デザイン関連記事】を更新します。

すみません、前回の更新からだいぶ経ってしまいました。

当事務所でも色々事情ができ、営業活動が出来ない状態でおります。

ご相談のある方はメールかお問い合わせページからご連絡ください。

また当事務所で就職されたいとご希望される方もいらっしゃいましたが、

現在は所員を募集しておりませんので宜しくお願い致します。

ブログの方は出来るだけ更新するつもりでおります。

さて今回は前回に続き、ライノセラス7の新機能subDについてです。

私の大好きなメカものでどう使えるのか検証します。

subDはメカを作るのに向いているのか

subDが粘土のように色々な形状を起こせるというのは

前回の記事でも説明しました。

しかし直線主体の形状などメカのようなものはどれほど対応できるのかを

今回は試してみようと思います。

参考にした書籍

いつものようにテキストを探してきて参考にさせてもらいました。

選んだ書籍は

『作って覚える! ZBrushハードサーフェス制作入門 著/ウチヤマリュウタ高村 是州澤井 慶

になります。

最初ZBrush練習用に手に取ってみたのですが、

内容を読むにsubDにも応用できるのではないかと思いました。

もちろん操作方法などが違い、全く同じ形状ができるわけではありませんが、

手順や面の割り方などはとても参考になります。

subD用に参考にした書籍 作って覚える! ZBrushハードサーフェス制作入門

内容的にはZmodeler機能をメインに使う作成方法、

キャラクターメカやロボットなどの制作過程が載っています。

情報量としては充分なものでモデラーを目指す方は読み応えがあると思います。

ただフィギュアや動物など生物的なモデリングはほとんどありませんので、

そちらを求める方には向いていません。

モデリングしてみた結果

各モデリングを全部行うのはとてつもない時間が掛かりそうだったので

部分的にかいつまんで試してみました。

スタビライザー的な部品

subDで作ったメカパーツ1

subDで全体のモデリングを行います。

subDで作ったメカパーツ2

その後Nurbsに変換してブーリアンします。

subDで作ったメカパーツ3

ライノのレンダラで見るとこんな感じに。

調整はかなり熟練度が必要になると思います。

ライノの場合、面を線分で分割できない為

どうしても途中でNurbs化して分割する必要があります。

この辺りはFusion 360の方が

最終形状までスカルプトのままで行えて分があるかもしれないです。

ロボット

subDで作った人型メカ

全体をブロックのように組み上げていきます。

subDで作った人型メカの腕

ひとまず腕だけをモデリング

対称機能を使って形状が結構それらしくできました。

直線形状メインの場合はあまり破綻がなく作れる印象です。

メカのボディパーツ

subDで作ったメカパーツ5

戦車的なメカのボディ部分だけをモデリングしました。

subDで作ったメカパーツ4

曲面と垂直面の調整が難しくシワが寄っています。

直線形状と曲面形状があわさるとかなりコントロールが大変になります。

まとめ

今回ライノセラスのsubD機能を使って、Zmodeler的な使い方を試しましたが

ある程度はいける感じでした。

しかし複雑な形状になると調整が難しく、

ブーリアンするためにスカルプトモデリングを止める必要が出てしまいます。

また細かく面を刻むことで出来上がったデータの容量も重くなります。

どこで妥協するか経験を積んで覚えるしかなさそうです。

今後も使い方をもっと学ぼうと思っています。

最近はSolidworksも使い方を覚えたのですが、

事務所にソフトが無いので記事にできません。

機会があればFusion 360で代用しながら書こうかとも考えています。

なお当コンテンツは引き続きアップしていきますので、

ご愛読よろしくお願い致します。

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