【デザイン関連記事】ライノセラスでカマロのモデリングに挑戦する

曲線のブレンドとサーフェスの対称コマンドについて

印象に残ったコマンドを紹介します。

曲線のブレンドとサーフェスの対称のコマンドです。

ブレンドは調整しない方のブレンドです。

ブレンド(右クリック側)

ライノセラスのブレンド機能の説明1

上図のようなエッジ間でラインを設けたい場合は

ライノセラスのブレンド機能の説明2

普通に曲線をブレンド(調整)を使うと湾曲してしまう事が多いです。

ライノセラスのブレンド機能の説明3

そこでブレンドコマンドの調整しない方(右クリック側)を使って両エッジに垂直指定してあげると

ライノセラスのブレンド機能の説明4

上図のようなラインが構築されます。複雑なエッジをきれいに繋ぐ場合はかなり重宝します。

サーフェスの対称

ライノセラスのサーフェスの対象機能説明1

このような形状があったとして通常ミラーを掛けると

ライノセラスのサーフェスい対象機能の説明2

こんな感じになります。

ライノセラスのサーフェス対象機能の説明3

そこでサーフェスの対称ツール(上の図)を使うと

ライノセラスのサーフェス対象機能の説明4

綺麗な左右対称に形状が変わります。

サーフェスモデリングをしていればわかりますが、

半分だけ形状を進めていて後から繋ぎ合わせる場合、つなぎ目や隙間が出来る場合があります。

普通に直そうとするとブレンドやラインの引き直しが必要になります。

それがこうも簡単に曲率やつなぎ目の違和感もなく構築されるのはかなり驚きました。

出回っている書籍でもこのコマンドを取り上げていたものはあまり無かったと思います。

レンダリング

ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングしたカマロ1
ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングしたカマロ2
ライノセラスでモデリングしてFusion360でレンダリングしたカマロ3

レンダリングはフュージョン360で行っています。

データが重いのか普通にライノからSTEPに変換しただけのものでは読み込んでくれませんでした。

寸法を1/10くらいに縮小したところどうにか読み込めました。

なんとなくバンブルビーのイメージがあるので黄色で色指定しています。

形としては一応できていると思います。

まとめ

改めてライノセラスの奥深さというか、モデリングの難しさと面白さを感じました。

参考にした動画は結構昔の動画で使用していたライノも4.0でしたが、無駄なく作っていく様は勉強になりました。

動画自体も全部で20時間を超えるものなので気楽には見れませんが。

緊急事態宣言中である程度時間があったので、試す事ができました。

おかげでだいぶ自信が付いた気がします。

期間中に他にも試していたテキストがあるので、それは次回ご紹介します。

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