【デザイン関連記事】以前ライノセラスで作ったゴーグルロボを3Dプリントしてみました。
【デザイン関連記事】の更新。
こんにちはイワサキです。
ようやく秋らしい雰囲気が感じられ肌寒く感じられる今日この頃です。
今回は以前の記事で紹介したゴーグルロボのモデリングデータを3Dプリントしてみました。
懐(夏)ロボをモデリング 2019年8月12日の記事
データの修正
以前にライノセラスでモデリングしたゴーグルロボです。
全高8センチくらいのサイズですが完全変形します。
もともとはポピニカゴーグルシーザーに付属したロボが無くて
自分で再現したかったのが発端です。
![ゴーグルロボのレンダリングイメージ](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2019/08/000022.jpg?resize=442%2C709&ssl=1)
しかしながら事務所の3Dプリンターの精度だと細かすぎて出力できそうもないので
今回かなりの部分を簡素化して最低限で変形する仕様に修正しました。
部品ごとブーリアンで終了だと思ってたら複雑すぎてエラーが…
結果外側の面をバラシてすべて繋げる作業を行いました。地味に時間が掛かります。
簡略後のデータが下の画像です。
![アイキングファクトリーでライノセラスを使ってモデリングしたゴーグルロボ](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110415.jpg?resize=951%2C576&ssl=1)
外観はさほど変わりませんが、内臓されていたギミックをほとんど取り除きました。
変形後の意匠を考えて腕裏にキャタピラの造形が入っています。(マシンロボっぽい)
3Dプリントしてみる
STLでデータ書きだし後、専用ソフトでサポート材を取り付け、プリントに移ります。
![アイキングファクトリーの3Dプリンター、ブレードライガーが乗っかっている](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110401.jpg?resize=589%2C699&ssl=1)
事務所のプリンター。XYZプリンティングのダヴィンチミニWです。
なぜかブレードライガーが…違和感無いですが。
プリンター設定は【良い】で出力します。
以前【普通】で出したら線がパリパリと剥がれるトンデモなものになり
少しトラウマです。
出力後
割とすんなり3Dプリント出来ました。
印刷中はブラックキャップのような変わった臭いが苦手ですが、終わるとしなくなりますね。
![アイキングファクトリーで3Dプリントした直後のゴーグルロボの各部品](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110403.jpg?resize=1021%2C766&ssl=1)
台からヘラを使って取り出します。
![サポート材を取り除く前の3Dプリントした各部品](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110404.jpg?resize=1024%2C699&ssl=1)
各部品はまだサポート材が付いており孔も塞がっていて、そのままでは組めそうもないです。
![ゴーグルロボの3Dプリンタで出力したもの](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110406.jpg?resize=850%2C647&ssl=1)
プリントしたゴーグルロボの胴体前側。とにかく小さいです。
![サポート材を取り除く前の3Dプリントしたゴーグルロボ1号機のアップ](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110405.jpg?resize=850%2C778&ssl=1)
めちゃくちゃ簡素な顔になってます。幅10ミリ無いので仕方がないですね。
全体的なディティールの再現は無理でした。
サポート材の除去
![アイキングファクトリーで3Dプリントしたゴーグルロボの部品のサポート材部分](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110407.jpg?resize=850%2C658&ssl=1)
部品の裏面はガッツリとサポート材が付いているので手やニッパーで切り離します。
![3Dプリントしたゴーグルロボの部品の表面を金ヤスリで均す](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110409.jpg?resize=850%2C564&ssl=1)
部品の精度が甘いのでハマらない箇所をヤスリ掛けし、孔も彫り直します。
調整し終わった部品
![3Dプリントしてサポート材を取り除いた状態のゴーグルロボ部品](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110408.jpg?resize=1024%2C652&ssl=1)
各部品の調整が終わりました。全部で8部品。
ようやくロボになります。
完成したゴーグルロボ
各部品を取り付けた状態です。完全変形のスタイルのままなので胴体が前後に太いようです。
![アイキングファクトリーで3Dプリントしたゴーグルロボの正面](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110410.jpg?resize=687%2C877&ssl=1)
正面から
![アイキングファクトリーで3Dプリントしたゴーグルロボの背面](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110411.jpg?resize=689%2C740&ssl=1)
背面から
![アイキングファクトリーで3Dプリントしたゴーグルロボの側面](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110412.jpg?resize=684%2C1024&ssl=1)
側面から
いや~感無量ですね。やっと立体になりました。
一応簡易で分離もします。昔のポピニカの付属品と同じような構造です。
![アイキングファクトリーで3Dプリントしたゴーグルロボの3機分離した姿](https://i0.wp.com/i-king.biz/wp-content/uploads/2020/11/BL20110413.jpg?resize=1024%2C638&ssl=1)
左からゴーグルダンプ、ゴーグルタンク、ゴーグルジェット。
今回の記事の内容はYouTubeにもアップしました。
変形の過程の動画も入っていますのでよければご覧ください。
まとめ
何年もほったらかしになっていたデータだったので、出力できて楽しかったです。
データも今見直すと、切り貼り跡が目について自分が当時よりライノが使えるようになっているのを実感します。
仕事をしていても思う事ですが、実際に形として起こされてくる瞬間は何度見てもいいものです。
プロダクトデザイン、ものづくりをしていて本当に良かったと感じます。
皆さんも3Dプリンター活用してみてはいかがでしょうか。
それと今回やっぱり精度も必要かと思い、小さな光造形タイプのプリンターも買う事にしました。
完全版のゴーグルロボを出力できる日も近いかもしれません。
それでは。
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